にょほほ電鉄 - 駅 - 府中競馬正門前駅・・・
府中競馬正門前駅は、東京都府中市にある京王線の駅。競馬場線の
終点となる。駅名のとおり東京競馬場の至近にあり、競馬開催時に
は多数の観客が訪れるため、駅ホームも広大な面積を取っているが
平日は閑散としている。長大列車を長い時間留置しておける事から
テレビCMのロケ地として当駅が使用される事でも有名である。こ
の項では、そんな府中競馬正門前駅を紹介する。

■府中競馬正門前駅ホーム

駅ホームは島式ホームの他、1番線側に降車専用ホームがある2面
2線の構造となる(ただし降車専用ホームは現在使用されていない)
1番線は8両編成が、2番線は10両編成が入線できる。当駅ホー
ムは競馬開催時に多数の観客をさばけるよう広大な面積を取ってい
るが、平日は閑散としており、その機能を持て余している。また2
番線は平日は使用されないが、超大編成の列車が長い時間留置でき
る事から、当駅はCM撮影のロケ地として頻繁に使用されている。
余談であるが「ピタゴラスイッチ」のアルゴリズム行進(鉄道会社
のみなさんといっしょ)も当駅でのロケである。

■駅改札

当駅の乗降人員は京王全駅で最下位の3209人となるが、前述の
とおり競馬開催時には多くの観客が訪れるため、改札機の数が多く
さらに臨時改札も設けられる。
※矢印を画像にかざすと臨時改札の画像へ。
■東京競馬場方面への歩道橋

改札を出ると、東京競馬場への歩道橋が現れる。歩道橋は競馬場の
敷地内まで続いているため信号等のわずらわしさも無縁。
※矢印を画像にかざすと歩道橋の近影へ。
■駅構内にある禁止標識

競馬場最寄りの当駅では、他ではお目にかかれない禁止標識も存在
する。画像は臨時切符売場前にあるもの。
■府中競馬正門前駅駅舎

駅舎はシンプルながら開放的なデザインとなる。乗降客の大半は歩
道橋を利用するため、駅前は小ぢんまりとしている。付近は住宅地
となるが、府中駅や府中本町駅が徒歩圏となるため、当駅前の住民
以外にはあまり利用されていない。なお歩道橋を挟んだ反対側の広
場には、黄金の馬と呼ばれる「アハルテケ」の黄金像が建立される。

※矢印を画像にかざすとアハルテケ像の画像へ。
■東京競馬場

言わずと知れた競馬ファンのメッカ。明治末期から昭和初期まで開
設されていた目黒競馬場が手狭になった事から1933年に移転の
うえ開設された。GIレースのうち実に3分の1にあたる8レース
が行われ、代表的なものとしては日本ダービー、安田記念、秋の天
皇賞が挙げられる。またGIIの京王杯は当競馬場での開催となる。

東京競馬場へのアクセスとしては1935年に開設された臨時競馬
場前駅がある。これが現在の東府中駅である。1955年、競馬場
線が開業し、その終着駅として府中競馬正門前駅が開設された。