にょほほ電鉄 - 駅 - 方南町駅・・・
方南町駅は、東京都杉並区にある東京地下鉄丸ノ内線の駅。支線の
終点で、東京メトロの終着駅としては珍しい、他路線が接続しない
駅となる。東京メトロの多くの駅が改装工事が行われる中、開業当
時の雰囲気を多分に残した貴重な駅となっている。しかし2019
年度末を目途にホーム延伸を含む改良工事が行われる予定である。
この項では「昭和の営団地下鉄」の雰囲気を残した最後の駅である
方南町駅を紹介する。
※画像は2018年1月現在。工事の進捗により状況は変わります

■方南町駅2番出入口

方南町駅は杉並区内の環七通りと方南通りの交差点に立地する。方
南通り沿いの方南銀座商店街のアーケード内に立地するのが2番出
入口。出入口は道路に平行に設置され、しかもやや押し込められた
立地のため場末感が漂う。2017年末までバリアフリー施設が皆
無であった方南町駅は、2013年頃から当出入口に「ベビーカー
おろすんジャー」なる戦隊ヒーローのボランティアが荷物運び等の
手伝いとして不定期に常駐している。なおアーケードに設置された
「方南町駅入口」看板には、未だに営団地下鉄の文字が残る。
※矢印を画像にかざすとアーケードの「入口」画像へ。
■方南町駅3番出入口

対して環七通り沿いに立地するのが1番および3番出入口。永らく
バリアフリー施設が皆無だった方南町駅では、先述の「ベビーカー
おろすんジャー」に注目が集まるなど、バリアフリー化の機運が高
まり、ついに2017年12月にエレベータおよびエスカレータを
備えた3番出入口(3aおよび3b)が開設された。
■3番出入口方向より改札を臨む

現在、方南町駅は2019年度末の完成を目指して改良工事が進行
中であるが、現状は3番出入口方面以外は開業当時の雰囲気が色濃
く残る。画像は工事完了区間との境目。画像奥が西改札となる。
■方南町駅西改札

方南町駅の西改札。島式ホームながら改札がホームと同一レベルに
立地するという珍しい形態で、東京メトロでは銀座線神田駅と当駅
にのみ見られる。なお東改札はホーム奥の階段を上がった先となる。
■方南町駅ホーム

島式ホーム1面2線の方南町駅ホーム。行き止まり式の頭端式ホー
ムである。ホーム長は110mとなり、18m車6両編成の本線車
両が入れない訳ではないが、実際はホーム端に車止めがあるため編
成全体がホームに進入するのは困難であり(中野坂上寄りの1両が
ホームからはみ出す)現状は区間運転専用の3両編成のみが入線す
る。しかし東京地下鉄では将来的に方南町から新宿方面への直通運
転を予定しており、今後はホーム有効長が延長される計画となる。
※矢印を画像にかざすと車止めの画像へ。
■方南町駅に残る「昭和の営団」の施設

方南町駅は開業当時の様相を呈しており、換気装置や駅名標、簡易
発車標など「懐かしい」アイテムが現役で活躍する。しかし改良工
事の進めばこれらのアイテムも過去のものとなる。

方南町駅は1962年3月に荻窪線(当時)支線の終着駅として開
業した。他路線との接続がない終着駅は当駅と千代田線北綾瀬駅の
みという、東京メトロでは珍しい形態の駅である。余談ではあるが
方南町駅、北綾瀬駅ともに、偶然にも環七通りに面している。