にょほほ電鉄−車両−横浜市交通局
横浜市交通局は、市内を中心に地下鉄とバスを運営する、横浜市の
交通事業部門。地下鉄の初期開通区間は配色に青と黄色を採用、ま
た一部駅にはドーム型天井を採用、腰掛もパイプの腰掛を採用する
など、全体的に優れたデザインである。2008年には「グリーン
ライン」が開業し、それに伴い従来の路線は「ブルーライン」と改
称された。
※画像は三ッ沢下町駅の土木学会受賞碑
駅名標 横浜市交通局
ブルーラインの駅名標は交通局のアクセント色である黄色を採用し
た明るい雰囲気のデザイン。あざみ野延伸時に全駅に採用された。
ワールドカップが開催された2002年には土地に不慣れな観戦客
に配慮し、他の鉄道に先駆けていち早く駅ナンバリングシステムを
導入した。なお当初は数字のみであったが、グリーンライン開業後
は「B」が付与されている。

和文書体:RFナウG
欧文書体:Corinthian(駅番号:Frutiger)
グリーンラインの駅名標は、明るい雰囲気のブルーライン駅名標に
対して、白さが目立つ清楚な雰囲気となる。駅ナンバーはグリーン
ラインの頭文字である「G」が付与された。

和文書体:RFナウG
欧文書体:Corinthian(駅番号:Frutiger)

注意喚起用ドアステッカーは、細長いシンプルなものであるが横浜
市交通局のキャラクターである「はまりん」が呼びかけている絵柄
がアクセントとなる。


10000形(2008年)

グリーンライン用車両。横浜市営初のリニアモーター車両で、開業
の実に2年前より導入され、走行試験が行われた。当初は乗降扉脇
にブルーのアクセントが配されていたが、直前に路線名がグリーン
ラインとなったため現在はこの部分はグリーンのアクセントとなる。
2008年の路線開業と同時に営業運転を開始した。
3000形・1次車(1994年)

ブルーライン用車両。新横浜〜あざみ野間の延伸開業に伴い登場し
た。市営地下鉄初のVVVFインバータ制御車となる。塗装は従来
の青い縦縞ではなくブルーとライトブルーの横ストライプとなった。
また乗降扉の幅は1.5mワイドドアを採用している。先頭車両の
運転室寄りにはボックスシートを設置。前面形状は強化プラスチッ
クの額縁を配した丸みのあるデザインとなる。登場年次によって仕
様や外観が異なり、1次車は3000A形とも呼ばれる。老朽化に
伴い、今後は廃車の予定となる。
3000形・2次車(1999年)

ブルーライン用車両。戸塚〜湘南台間の延伸開業に伴い登場した。
前面形状は、丸みのある1次車に対してステンレス鋼のみの直線的
なデザインへと変更された。また制御装置や側面のブルー帯にも変
更が加えられた。1次車で採用されたボックスシートは、この車両
では採用を見送られた。1次車との区別から3000N形とも呼ば
れる。「N」とはNewの意味。

3000形・3次車(2004年)

ブルーライン用車両。老朽化した1000形の置換え用として登場
した。1・2次車から再び仕様変更され、鋼体は凹凸の無い平滑な
外板となり、前面ガラスは下部が丸みを帯びている。また、車内は
手すりの増設や一部のつり革を低くするなどバリアフリーに対応。
従来車との区別から3000R形とも呼ばれる。「R」とはRe‐
place(置換える)の意味で、文字どおり旧型車を置換えるた
めに登場した。
3000形・4次車(2005年)

ブルーライン用車両。老朽化した2000形の走行装置を再利用し
車体のみを新製車体に乗せかえ登場、コストを抑えながらもサービ
ス向上を実現した。車体前面にはライトブルーのフィルムを貼付し
アクセントとした。また側面ストライプは3次車と配色が反転して
いる。従来車との区別から3000S形とも呼ばれる。「S」とは
Satisfaction(満足)の意味で、2000形を満足度
の高い設備へと更新する事から名づけられた。
3000形・5次車(2017年)

ブルーライン用車両。3000形1次車の老朽化に伴い登場した。

前照灯はLED化され形状も変更。またホームからの視認性のため
各側扉の横には、ヨットの帆をイメージしたグラデーションを施し
「ヨコハマを象徴する海を連想させるデザイン」を表した。
車内照
明はLED照明による、直接照明と間接照明を組み合わせたハイブ
リット照明となる。従来車との区別から3000V形とも呼ばれる。
「V」とはローマ数字の「5」を表し、文字どおり5次車である事
から名づけられた。2017年4月に営業運転を開始した。

■2000形(1984年〜2006年)

横浜〜新横浜間の延伸開業に伴い製造された車両。車体は鋼体全般
をステンレスとしたオールステンレス車体。また制御装置は電機子
チョッパ制御となる。余談であるが、同時期に製造されていた国鉄
205系の視察として車輌工場を訪れていた国鉄関係者が、偶然隣
にいたこの車両の一段下降窓を気に入り、以後の205系の窓設計
を変更させたという逸話がある。3000S形への部品提供により
2006年をもって引退した。
■1000形(1972年〜2006年)

横浜市営地下鉄の開業に伴い登場した車両で外板のみをステンレス
としたセミステンレス車体となっている。乗降扉部に青のラインを
縦方向に塗装するなど、当時としては斬新なデザインを採用。また
登場当時は冷房を搭載していなかったが、後の更新で追加された。
3000R形の登場により、2006年をもって引退した。