にょほほ電鉄 - 街 - 扇橋閘門
扇橋閘門とは、東京都江東区猿江の小名木川上にある閘門である。
閘門とは、水位の異なる河川を結ぶ運河で船の通行を可能にするた
めの水門で、2対の水門に挟まれた部分では水位を上下させる事が
出来る。いわば船のエレベーター。東京都江東区は俗に「江東ゼロ
メートル地帯」と呼ばれる、水面よりも低い土地であり、過去には
洪水も頻発した。水害対策としてこの地域の小名木川の水位を下げ
る対策を行った際に扇橋閘門が設置された。この項では、都内では
珍しい閘門を紹介する。

■船舶が閘門に近づく

隅田川側(手前)から荒川側(奥側)へ向かう船舶が、閘門に近づ
き、閘門の監視員の指示があるまで停止線の位置で待機となる。な
お反対方向へと向かう船舶の通行中にはさらに手前で待機となる。
■船舶が閘室内に進入する

監視員の指示により、船舶は閘室内に進入する。進入した船舶は水
位の変動時にゲートに接触するのを防ぐため、閘室内に設けられた
ロープを船舶に巻きつけ、待機となる。
■進入側ゲートが閉じられる

船舶が固定されると監視員の操作により進入側ゲートが閉じられる。
信号は赤となり左側の電光掲示板も「開放中」から「運転中」へと
表示が変わる。
■閉じられた進入側ゲート

ものの1〜2分でゲートは閉じられ電光掲示板の表示も「閉鎖中」
へと変わる。監視員から船舶へ、水位変動の注意と高さの報告が放
送され、いよいよ水位が変動する。
■変動する水位

閘室内の水は導水管で閘室の外(水位の低い側)へと排水され、閘
室内の水位はみるみる下がっていく。上の画像よりも船舶の高さが
変わっているのに注目。なお船舶が反対方向へと向かう場合は、水
位の高い側の水が閘室内へと注水され、閘室内の水位が上昇する。
■退出側ゲートが開く

排水が完了すると、退出側ゲートが開放される。開いたゲートから
は大雨の様に水が滴り落ちるため、屋根のない船舶が通過するには
傘などの雨具が必要である。
■退出する船舶

退出側ゲートが開放されると、退出側ゲート脇にある電光掲示板は
「出船注意」の表示となり、閘室から船舶が出てゆく。なお扇橋閘
門は日曜・休日・年末年始を除く8時45分より16時30分まで
船舶通行が可能である。