にょほほ電鉄 - 街 - 鷹野五丁目東交差点
※この記事は2013年5月現在のものです。高速道路工事の進捗
に伴い現在、現地の状況は記事とは異なります。この項はアーカイ
ブ編として掲載いたします。


鷹野五丁目東交差点は、埼玉県三郷市内にある、国道298号線と
県道295号線の交差点である。国道298号線は東京外郭環状道
路の愛称を持つが、高速道路部である東京外環自動車道の暫定的な
終点となり、交差点の先には寸断された高速道路が覆いかぶさる。
この項では、暫定的とはいえ、高速道路が寸断された異様な光景が
広がる交差点を紹介する。

■上葛飾橋入口バス停

鷹野五丁目東交差点の付近には鉄道の駅が存在しないため、この地
に赴くにはバスを利用する事となる。画像は京成バスおよび東武バ
スセントラルの上葛飾橋入口バス停。なおバス停名の「上葛飾橋」
とは県道295号線の江戸川および大場川に架かる橋で、かつては
松戸三郷有料道路と名乗っていた。2008年10月をもって無料
開放されている。なお料金所は、当バス停から東に200m、鷹野
四丁目交差点付近にあった。現在、料金所跡地は花壇となる。
※画像は鷹野五丁目東交差点を背にして撮影しています。
■鷹野五丁目東交差点

上葛飾橋入口バス停から歩くこと数秒、国道298号線との交差部
に差し掛かる。この交差点が鷹野五丁目東交差点。国道298号線
は東京外郭環状道路の愛称を持ち、立体交差も多い事から、都心を
避ける車が多く利用する交通の大動脈となる。そのため大型車が引
切り無しに通過して行く。
※記事は2013年5月現在。画像の状況は現在とは異なります。

■東京外環自動車道

東京外郭環状道路の上部は、高速道路である東京外環自動車道とな
る。現在の開通区間は東京都練馬区の大泉ICから埼玉県三郷市の
三郷南ICであるが、将来は大泉から東名高速道路方面へ、また三
郷南ICから京葉道路・東関東自動車道方面への延伸が予定されて
いるが、三郷南ICから延びた橋桁が鷹野五丁目東交差点の手前で
工事が中断されている。ぶっつり寸断されたような外観は異様であ
る。しかし2015年の開業を目指し、千葉方面への工事が再開さ
れた。橋桁の結合部に工事用の覆いが掛けられているのに注目。
※記事は2013年5月現在。画像の状況は現在とは異なります。
■三郷南IC

東京外環自動車道の埼玉側の暫定起点。外環道は片側2車線の道路
であるが、料金所は3車線分の用地を取っている。対して対向車線
(出口側)は1車線となり、また出口の先には鷹野五丁目東交差点
があるため、常に渋滞しており、特に休日には三郷ジャンクション
まで渋滞が伸びる事もある。なお外環道が千葉まで達すると、次の
出口は市川北IC(仮称)となる予定(IC自体は松戸ICである
が、これは大泉方面へのハーフICとなる)
■交差点より松戸方面を望む

鷹野五丁目東交差点から松戸方面は橋桁が完成していないため橋脚
のみが整然と並ぶ光景となる。2016年の完成を目指して、千葉
区間の工事が再開された。中央分離帯に工事用フェンスが設置され
ているのが確認できる。ここから市川方面へは、南北方向へアクセ
スする道路が少なく、慢性的な渋滞が発生している。渋滞を避けよ
うとする車が生活道路などに入り込むなど交通環境の悪化が問題と
なっており、これらの問題を解消する道路として期待されている。
青空の広いこの光景も、過去のものとなる日は近い。
※記事は2013年5月現在。画像の状況は現在とは異なります。