にょほほ電鉄 - 資料 - フォント・・・ |
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■新ゴ(モリサワ) 小塚昌彦氏によって作成された書体。装飾のない均質で明るいデザ インはシステマチックな雰囲気を持つ。駅名標のほか雑誌や広告等 でも頻繁に登場し、目にしない日はない書体である。「写研・ゴナ」 とは酷似しており、モリサワは写研から訴訟を起こされた事がある。 なお当サイトのアイコン類はこの書体を使用している。 採用実績:小田急、京王、京急、東急、東京地下鉄、東武、東京都 東日本旅客鉄道、京阪ほか多数 |
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■イワタUDゴシック(イワタ) 「読みやすく、誤読されにくい」をコンセプトに開発された書体。 ユニバーサルデザインの視点に基づき、画線のシンプル化、装飾の 省略などの工夫がされている。2009年度のグッドデザイン賞を 受賞している。 採用実績:京成、新京成、近鉄 |
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■ゴシック4550 営団地下鉄(現:東京メトロ)のサインシステム導入用に制作され た書体。鎌田経世氏により製作された。書体名の通り45:50の 平体となり、横書きにおいて文字が安定して見える様にこの比率と なった。鉄道の案内サインの他、過去には公社時代の郵便局の案内 全般でも見られた。 ※見本は、デジタルフォント版である「Fontface4550 Gothic」 採用実績:帝都高速度交通営団、小田急、仙台市交、南海 |
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■RFナウG(リョービイマジクス) リョービイマジクスが製作したゴシック体。力強い骨格と、キレの よいエレメントで構成し、シャープな直線と優雅な曲線が調和した ゴシック体である。なおリョービイマジクスは2011年にモリサ ワに事業譲渡され、現在ナウGはモリサワの子会社であるタイプバ ンクのブランドで販売される。 ※見本はタイプバンク版。当時とは一部の文字形状が異なります。 採用実績:東京臨海高速鉄道、横浜市交通局 |
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■JTCウィンS(ニィス) 三宅康文氏によって製作された書体である。元々はテレビ番組の字 幕用として製作された。一部、鉄道の案内サインで使用されるほか 何故かスーパーマーケットのPOPでも散見される。 採用実績:東日本旅客鉄道(水戸支社)、しなの鉄道 |
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■見出しゴMB31(モリサワ) 始筆にアクセントをもったオーソドックスなデザインの書体。ゴシ ック体の中では字面が小さめに設計されているため、大きなサイズ で使っても押しつけがましくなく、広告・雑誌の見出し等で多く見 る事ができる。登場は1961年と、その歴史は古い。 採用実績:東日本旅客鉄道(首都圏以外)、しなの鉄道、大阪市交 |
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■ヒラギノ角ゴ(大日本スクリーン製造) 字游工房によって製作された書体。モダンさを持ちつつ、起筆や終 筆を太くするなど従来のゴシック体との折衷的なデザインとなる。 Macに標準収録されているため、比較的簡単に使用できる書体で ある。また高速道路の新標識用書体として採用されている。 採用実績:相模鉄道 |
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■スーラ(フォントワークス) フォントワークスが作成した丸ゴシック体。写研が作成した「ナー ル」と同様の、現代丸ゴシック体でありながら、パソコン対応の書 体であり、近年ナールの代用として多くの場所で使用される。 採用実績:京成、新京成、秩父鉄道(一部駅)、阪急 |
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■RFナウM(リョービイマジクス) リョービイマジクスが作成した明朝体。従来の明朝体の概念を越え た横太明朝体で、安定した骨格とシンプルなエレメントで構成され る。雑誌などでも散見される人気のある書体である。なおリョービ イマジクスは2011年にモリサワに事業譲渡され、現在ナウMは モリサワの子会社であるタイプバンクのブランドで販売される。 ※見本はタイプバンク版。当時とは一部の文字形状が異なります。 採用実績:みなとみらい線(元町・中華街駅) 舞浜リゾートライン |
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■DF隷書体(ダイナコムウェア) ダイナコムウェアが所有する隷書体。左右の払いで波打つような運 筆をもち一字一字が横長であるのが特徴の隷書体の中で、最も完成 度が高いと言われる。字の雰囲気からか、山を登る鉄道が軒並み採 用する。ただ、根本的に力強い書体ではないため、駅名標への使用 を疑問視する声もなくはない。 採用実績:箱根登山鉄道、富士急行 |
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■Helvetica【ヘルベチカ】 公共標識や雑誌や広告などで幅広く採用されるサンセリフ書体の代 表格。無機質な雰囲気故、他のデザインを邪魔せず違和感なく使用 できる書体として絶大な支持を受ける。日本の鉄道でも東日本旅客 鉄道を筆頭に、多くの鉄道のサインシステムに採用される。 採用実績:小田急、京成、京急、西武、東急、東日本旅客鉄道、 南海ほか多数 |
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■Univers【ユニバース】 ヘルベチカと双璧をなす書体。スイスのアドリアン・フルティガー 氏によって製作された。ヘルベチカに酷似した形状ながらGやtや yに僅かな違いを見出せる。しかし日本の鉄道ではあまり採用例が ない。 採用実績:東京臨海高速鉄道、東葉高速鉄道 |
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■Akzidenz Grotesk【アクチデンツ・グロテスク】 誕生したのは実に19世紀という歴史のある書体。古過ぎるが故に 詳細は不明な部分が多い。ヘルベチカの礎となった書体で、Gやe などの切れ端が底面と水平ではなく線に対し直角なのが特徴。営団 地下鉄の欧文書体として有名であったが、東京メトロとなってから はフルティガーを採用したため、本家からは消えつつある。しかし 近年は文字の古臭さが好まれ「テレビ朝日」や雑誌「R25」のロ ゴ等、採用例はむしろ増えつつある。 採用実績:帝都高速度交通営団 |
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■Frutiger【フルティガー】 フランスのシャルル・ド・ゴール空港の案内標識用としてスイスの アドリアン・フルティガー氏によって製作された書体。ユニバース を基本に、視認性と華やかさが両立する書体である。日本の鉄道で は、数字が東日本旅客鉄道の番線表示で使用されたのが最初で、以 後は多くの鉄道会社のサインシステムに採用される。なお当サイト のアクセスカウンタはこの書体を使用している。 採用実績:京急、東京地下鉄、東京都交、京阪 (※数字のみ:東日本旅客鉄道) |
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■Verdana【ヴァーダナ】 マイクロソフトが開発した書体。イギリスのマシュー・カーター氏 によって製作された。視認性向上・スリムさ・安定感を備えた点は フルティガーと類似しているが、案内標識のためにデザインされた フルティガーとは違い、PCモニターでの視認性向上を目的とした ため、サイズを小さくしても読めるようにデザインされている。パ ソコンには必ずインストールされている書体。 採用実績:阪神電気鉄道、叡山電鉄 |
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■Futura【フーツラ】 ドイツのパウル・レナー氏によって作成された書体。幾何学的な造 形が特徴で、ルイヴィトンやフォルクスワーゲンの社名ロゴとして も使用される。 採用実績:仙台市交 (※数字のみ:東急) |
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■DIN【ディン】 ドイツ工業規格のための書体。自国では高速道路の標識等に使用さ れる。視認性が高い書体ながら、クールな雰囲気が好まれ、近年は デザイナーによって頻繁に使用される。フォントブランドによって 様々なバリエーションがあるため、微妙な差異も生じている。最近 では「2020年東京五輪」のロゴや欧文書体に使用された。 採用実績:京成電鉄、新京成電鉄 |
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■Rotis【ローティス】 ドイツのオトル・アイヒャー氏によって作成された書体。滑らかな 曲線が特徴の優雅な書体である。シリーズ内にセリフ書体とサンセ リフ書体、また中間のセミ・サン書体、セミセリフ書体がある。日 本の鉄道では新規開業路線での採用が多い。 ※見本はセミ・サン体。 採用実績:相模鉄道(セミ・サン体) つくばエクスプレス、みなとみらい線(サンセリフ体) |
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■Vialog【ヴィアログ】 ワーナー・シュナイダー氏によって作成された書体。ミュンヘン市 交通局のサインシステム用書体として開発された。最近では国内の 高速道路の案内標識の書体として全国的に採用されている。 採用実績:小田急電鉄 |
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■Corinthian【コリンシアン】 コリン・ブリグナル氏によって作成された書体。イギリス地下鉄の ロゴである「ジョンストン」やエリックギル氏作成の「ギルサン」 の影響を受けた書体である。日本の鉄道では横浜市営地下鉄でのみ 見かける書体であるが、何故か横浜中華街付近の案内標識でも見ら れ、やたら横浜市に気に入られている書体である。 採用実績:横浜市交通局 |
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■Eras【イラス】 フランスのAlbert Boton氏とAlbert Hollenstein氏によって作成さ れた書体。いわゆるディスプレイ・フォントの部類であるが比較的 視認性は高い書体である。 採用実績:ゆりかもめ |