にょほほ電鉄 - 資料 - ローレル賞・・・
鉄道友の会は、1953年に設立された全国規模の鉄道愛好団体で
毎年優れた車両に贈られる「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」の
選定も行う。ローレル賞は、前年に登場した鉄道車両のうち、選考
委員によって優れた車両を選定し授与する賞。元々はブルーリボン
賞に選ばれにくい通勤車両を対象にした賞であるが、現在は分け隔
てなく賞が与えられている。総じて、ブルーリボン賞の次点に該当
する車両が選ばれる事が多いが、それでも小田急9000形、営団
6000系など名車が名を連ねる。この項では受賞車両のうち、当
サイトにて掲載の車両を紹介する。

■1961年

京阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)2000系・2300系



■1963年

京王帝都電鉄(現:京王電鉄)3000系



1964年

京王帝都電鉄(現:京王電鉄)5000系



■1969年

東京都交通局6000形



■1972年

帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)6000系



■1973年

小田急電鉄9000形




■1976年

東京急行電鉄(現:東急電鉄)8500系
富士急行(現:富士山麓電気鉄道)5000系



■1977年

上信電鉄1000系



■1978年

東京都交通局7000形更新車



■1979年

京浜急行電鉄800形



■1980年

北総開発鉄道(現:北総鉄道)7000形



■1983年

日本国有鉄道(現;東日本旅客鉄道)200系



■1984年

京阪電気鉄道6000系



■1985年

帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)01系



■1986年

南海電気鉄道10000系




■1987年

近畿日本鉄道7000系
北大阪急行電鉄8000系


■1988年

仙台市交通局1000系

■1991年

東日本旅客鉄道251系


■1992年

東日本旅客鉄道253系


■1993年

東海旅客鉄道300系


■1998年

叡山電鉄デオ900形

■2000年

東日本旅客鉄道209系950番台(E231系)
東海旅客鉄道700系
■2006年

名古屋鉄道2000系
■2007年

東日本旅客鉄道E233系

■2009年

京阪電気鉄道3000系
豊橋鉄道T1000形
■2011年

東京地下鉄16000系
■2014年

東日本旅客鉄道E6系
■2015年

箱根登山鉄道3000形
■2017年

東日本旅客鉄道E235系

同社の新たな標準車両として位置づけられ、安全・安定輸送を前提
に新機軸をハード・ソフト両面で取り入れた車両であり、今後の首
都圏の快適な輸送サービスを担う存在として高く評価される事から
選定された.

■2018年(第58回)

東武鉄道500系

様々な運行形態で運用可能な速達性と快適性を併せ持った特急車両
として設計され、これまでにない運行形態を実現するにあたり、既
存の特急車とは一線を画する車両を開発することによって、特急運
転網の歴史に新たな風を呼び込んだ事が高く評価された。


東日本旅客鉄道E353系

山間を走り急曲線が連続する中央東線のスピードアップは国鉄時代
からの課題でありE351系を導入するも、構造の複雑さに課題を
残したため、空気ばねによる車体傾斜装置を採用し構造の単純化を
実現。斬新なデザインと高機能を備え、急曲線線区のスピードアッ
プを担うホープである事が高く評価された。


※その他、鹿児島市交通局7500形も受賞。

■2019年(第59回)

相模鉄道20000系

共通化という前提の下で限られた独自性を見出す車両が増加する中
にあって、明確なコンセプトを策定した後に共通化対応させるとい
う意欲を鮮明に打ち出した車両を開発、この点が高く評価された。


叡山電鉄デオ730形「ひえい」

鞍馬線用展望車両「きらら」に引き続き、叡山本線にも新たなデザ
インの観光列車を定着させて国内外からの来訪者に対応し、同時に
沿線の通勤通学輸送に潤いをもたらすよう貢献している事が、評価
された。
■2020年(第60回)

四国旅客鉄道2700系

■2021年(第61回)

東日本旅客鉄道E261系

最新技術を取り入れ、付加価値の高い移動空間と輸送ネットワーク
を提供する極めて完成度が高い車両として評価された。


東海旅客鉄道N700S

東海道新幹線開業以来、一貫して用いてきた白地に青帯を踏襲し伝
統を継承しつつ、先頭部の青帯は「Supreme(最高の)」の
「S」の形を表すデザインとし、最新車両である事を表現している。
技術、サービスの向上で日々多くの乗客を快適、安定的に輸送する
車両として評価された。

 
■2022年(第62回)

東京地下鉄17000系
東京地下鉄18000系

両形式とも得票数が多く、サービス設備や搭載機器のレベルアップ
を積み重ねた点や、2系列を基本仕様の共通化による取扱い、メン
テナンスの共通化を最大化するとともに、投入線区の独自性の両面
を実現したことを評価し、ローレル賞に選定された。


※その他、京阪電気鉄道3850形も受賞。
■2023年(第63回)

京都市交通局20系 
※1968年、2004年、2013年は「該当車なし」