にょほほ電鉄 - 路線 - 香港の交通・・・
1997年にイギリス領から中国へと返還され特別行政区となった
香港は、高密度な交通網が存在し、特に地下鉄(MTR)の運転頻
度は、ラッシュ時の東京と引けを取らない。また植民地時代の影響
が強い2階建てのバスや路面電車は観光客に人気を博す。ここでは
作者が海外旅行中に単独行動をして撮影した写真を紹介する。主に
ツアー自由時間中の撮影のため(一部はツアー中の勝手な行動です
が)全てを網羅していないのでご了承を。

■MTR(地下鉄・電車)

1979年の開通を皮切りに香港島や九龍を網羅する地下鉄(香港
MTR)と、九広鉄路から引き継いだ路線を運営。地下鉄は東京の
地下鉄をも凌駕する運転頻度の高さ。駅にはホームドアが完備され
地上の喧騒とはかけ離れたクールな雰囲気となる。最近は空港を結
ぶ機場快線や某有名遊園地を結ぶ迪士尼線も開通。対して九広鉄路
から引き継いだ路線は長距離の路線が多く、最も古い東鉄線は中国
広東省まで乗り入れる。なお香港の地下鉄は、携帯電話はOKであ
るが、飲食は禁じられている。
※矢印を画像にかざすと車内の画像へ
■路面電車

香港島北側の幹線道路を走る路面電車は開業1904年という歴史
ある乗り物。世界でも数少ない2階建ての車体からは銅鑼湾付近の
雑然とした繁華街や中環地区の高層ビル群を見渡せる。ただし停留
所の駅名標が見つけにくく、どこを走っているのかを把握するのは
難しい。作者は道路脇の地下鉄入口で場所を把握するという、本末
転倒な事をしていたが。
■巴士(バス)

路面電車と共に香港名物といえば2階建てのバス。イギリス植民地
時代の名残である2階建てバスの上階からの景色は素晴らしく一見
の価値あり(
矢印を画像にかざすとバスの2階からの画像へ)バス
路線は後述のミニバスと合わせると香港島や九龍半島の大半を網羅
し「行かない場所は無い」と言っても過言ではない。2階建てバス
は4社が競合し、主要道路を絶え間なく走り抜ける。
■巴士(バス)

香港では2階建てバスの他にクリーム色の車体が特徴のミニバスが
存在する。屋根が緑色のバスは2階建てバスと同様の路線バスであ
るが、特徴的なのは赤い屋根のバスで、こちらは起点と終点は決ま
っているものの停留所が無く、乗客はタクシーと同じように好きな
場所で乗降できる。ただし運転手さんは日本語はおろか英語も通じ
ない場合が多く利用には注意が必要である。
■タクシー

香港のタクシーは運行地区別に車体の色が分かれており、香港島や
九龍地区は赤、ランタオ島は青、新界地区の一部は緑となる。原則
運行地区内での利用に限られるが、香港国際空港や香港ディズニー
ランドに限り、全てのタクシーが利用できる。なお、香港のタクシ
ーであるものの、車種はトヨタ・クラウンなど日本国産車が多い。

■クルーズ客船

香港内の交通とは離れるが、東南アジアを中心とするクルーズ客船
「スタークルーズ」が尖沙咀(チムサーチョイ)地区の中港城埠頭
から発着する。画像の客船は2007年に運行開始した「スーパー
スター・アクエリアス」号。