にょほほ電鉄 - 駅 - 御堂筋線各駅・・・
公営としては日本初の地下鉄路線であった御堂筋線は、大阪の大動
脈・御堂筋の直下を走り、加えて在阪の大手私鉄が全て御堂筋線に
接続する事から、日本屈指の混雑路線となる。建設時には大阪の威
信を見せつけるべく、初期開業区間はドーム型天井にシャンデリア
風の照明と、開放感のある豪華なつくりとなっている。この項では
初期開業区間の4駅を紹介する。
※画像は心斎橋駅。

■梅田駅

大阪の中心地「キタ」に位置する駅。1933年の開業であるが開
業後2年間は仮駅での営業となり、現在のホームは1935年より
使用された。ホームは当初から17m車12両編成が停車できる設
計であったが、戦後の急激な乗降人員の増加は梅田駅の広さを以っ
てしても対応できず、戦前に谷町線用に用意されたまま放置されて
いたトンネルを転用し中百舌鳥行きホームを移設。現在は幅24m
という破格の広さに拡幅された。なお2015年に大改装が行われ
LED照明の明るい駅へと生まれ変わった。
※矢印を画像にかざすと改装前の画像へ。
■淀屋橋駅

国の重要文化財である淀屋橋の至近にある駅。付近は大阪市役所や
日本銀行大阪支店、またオフィスビルが林立するビジネス街となる。
1963年に、天満橋止まりであった京阪電車が、御堂筋線と接続
すべく淀屋橋まで延伸、乗換駅となり、以後、淀屋橋〜梅田間は日
本の地下鉄の最混雑区間となった。
■本町駅

日本を代表する企業や銀行の本社・支社・支店が集中する、大阪最
大のオフィス街に位置する駅。船場西の副名称を持つ。開放的な天
井を持つものの、他の駅とは異なり平天井で、ホーム中央には支柱
が設けられる。
■心斎橋駅

百貨店や専門店、高級ブランド店が立ち並ぶ、大阪の文化の発信地
に位置する駅。1933年の開業時には当駅が終点であった。なお
1935年には、なんばまで延伸されるが、以後はドーム型天井が
採用されなくなった。戦争が悪化し天王寺以南の工事は中断。終戦
後も資材不足によりトンネルを造る事ができず、天王寺〜昭和町〜
西田辺間は掘割にて建設され、後に蓋がされてトンネルとされた。
※矢印を画像にかざすと改装前の姿へ。
現在、紹介の4駅は混雑緩和のため一部天井に中二階コンコースが
作られたものの、開業時の優雅な様は現在でも健在である。