にょほほ電鉄−車両−銚子電気鉄道
銚子電気鉄道は、千葉県最東端の銚子市内に路線を持つ鉄道。
バブル期には県内の工務店の傘下となるも、当時の社長の横領
事件により、経営は窮地に追い込まれた。しかしウェブサイト
にて副業である「ぬれ煎餅」の購入を呼びかけたところ、マス
コミ等で大きく取り上げられたことから購入が殺到、これによ
り当面の廃止は免れた。現在も「ぬれ煎餅」は本業を凌ぐ売上
を誇り、電鉄の経営を支えている。
駅名標 銚子電気鉄道
駅名標はご多分に漏れず、国鉄風のいたってシンプルなタイプ
を使用する。

使用書体:手書き
犬吠駅の駅名標は、ポルトガル風駅舎のイメージに合わせた、
白いタイル地の駅名標となる。他の駅と比較してもかなり大き
めの駅名標となる。なお左端の駅名標は「銚電ネーミングライ
ツ」により企業から募集した駅愛称。こちらも貴重な収入源。

和文書体:ゴナ

注意喚起用ドアステッカーは、22000形と3000形に貼
付されている。うち3000形には、3000形擬人化キャラ
クターである「初海あおい」を模したステッカーとなる。また
22000形は南海時代のステッカーがそのまま貼付される。
※矢印を画像にかざすと22000形のドアステッカーへ。

■22000形(2024年)

2000形の老朽化に伴い導入された車両。南海2200系を譲受した。塗装は種車の登場時カラーとなり登場前から話題となった。中古の中古でない車両はデハ1000形(もと営団2000形)以来30年ぶりとなる。愛称は「シニアモーターカー」、キャッチフレーズは、南海と銚子をかけて「なんかいいちょうしに!」となる。
■3000形(2016年)

1000形の老朽化に伴い導入された車両。伊予鉄道700系(もと京王5000系)を譲受のうえ改造が行われた。塗装は、過去に運行されていたトロッコ列車「澪つくし号」に施されていた、銚子の海をイメージしたブルーの爽やかな塗装を復刻させた。
■2000形(2010年)

国土交通省から老朽化車両に対して是正勧告を受けた事に伴い、伊予鉄道より廃車両である800系(元・京王2010形)を譲受した。銚子電鉄では初の冷房車となる。2001編成は紺色ベースの塗装、2002編成は1980年代の銚電の塗装が施されている。なお2001編成は2024年3月に引退している。


■2000形2001編成(2010年〜2024年)

銚電初の2両固定編成である2000形のうち2001編成は、登場時は京王電鉄の過去の塗装であるグリーンであった。2017年ごろからブルー系の塗装へと変更された。老朽化に伴い2001編成は2024年3月をもって引退、現在は2002編成のみが活躍する。
■1000形(1994年〜2016年)

1959年に製造の営団2000系を譲受し導入した車両。登場当初は赤と茶色の塗装であったが、後に1001号は「桃太郎電鉄」の広告塗装となり、1002号は「鉄子の旅」原作者の菊池直恵氏デザインの塗装となった。2016年2月をもって引退した。
※矢印を画像にかざすと「桃太郎電鉄」塗装へ。
■800形(1985年〜2010年)

1950年製造の伊予鉄道106号を譲受し導入した車両。1両編成化に伴い両運転台化されたため、車両の銚子寄りと外川寄りで前面形状が異なる。1本のみの存在であったが、老朽化のため2010年をもって引退した。現在は外川駅に留置されている。
■700形(1978年〜2010年)

1941年製造の近江鉄道51号・52号を譲受した車両。元々は1928年製造の貨車を電車化した。1両編成化に伴い両運転台化されたため、車両の銚子寄りと外川寄りで前面形状が異なる。2両が在籍したが老朽化のため2010年をもって引退した。
■ユ100形(1985年〜2012年)

イベント列車として国鉄よりワム80000形貨車を改造のうえ譲受した車両。銚子を舞台とし人気を博したNHK朝の連続テレビ小説「澪つくし」にちなみ「澪つくし号」と名づけられた。保守の問題から2007年より休車となり、しばらくは外川駅構内で留置されていたが、その後解体された。