にょほほ電鉄 - 車両 - 富士急行
富士急行は山梨県の大月から富士山駅を経由し河口湖に至る路線。
本業は鉄道やバスなどの輸送事業であるが、収益の多くは観光事業
で、その中でも「富士急ハイランド」は日本有数の遊園地として知
られる。車両は1編成を除いて譲渡車が占め、特急車両はJR東海
371系や小田急20000形が、一般車両はJR東日本205系
や京王5000系が第二の活躍をする。なお始発駅では発車サイン
音として「♪富士山」が流れる。
※画像は河口湖駅前に静態保存されているモ1形。
駅名標 富士急行
駅名標は、以前は富士山のイラストと駅所在地の標高が書かれた駅
名標であったが、現在は左記をベースとした駅名標に変更された。
駅によって配色やデザインは異なるが田野倉など一部の駅は見づら
い配色となってしまっているのが惜しい。なお近年改装の駅には黒
地に学参書体を用いた駅名標が登場している。
※画像の大月駅はデザイン変更により現存しません。

和文書体:DF隷書体(富士山駅:学参新ゴ)
欧文書体:DF隷書体(富士山駅:学参新ゴ)

■8500系(2016年)

2000形の引退に伴い登場した、富士急の最新鋭車両。JR東海
371系を譲受し導入した。種車は「あさぎり」号として富士山の
南側を走っていた車両で、奇しくも富士山と縁のある鉄道での再就
職となった。デザインは、JR九州の特急列車や「富士登山電車」
のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏によるもの。外観は前身である
富士山麓電気鉄道モ1形と同じ「さび朱色」に塗装。車内は木材を
多用したホテルのような空間となる。一部列車はスイーツが楽しめ
る「スイーツプラン」専用車両となる。「富士山ビュー特急」とし
て2016年4月に営業運転を開始した。
■8000系(2014年)

2000形の老朽化に伴い登場した特急型車両。小田急20000
形を譲受し導入した。8500系と同じく「あさぎり」号として富
士山の南側を走行していた車両である。2000形と同様に、外観
には富士山をモチーフとしたキャラクターが描かれる。座席定員制
車両には、ソファやセミコンパートメント、また子供向け座席など
座席のバリエーションの多さに特色がある。「フジサン特急」とし
て活躍する。
■6000系(2012年)

1000形の老朽化に伴い登場した車両。JR東日本205系を譲
受し3両編成へと改造。デザインは、JR九州の特急列車や「富士
登山電車」のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏によるもの。カラフ
ルな外観に対して、室内は木材を多用した落ち着きのある雰囲気。
富士急の一般車両では初の3両編成である。2012年2月29日
の「富士急の日」に営業運転を開始した。
■6000系「マッターホルン号」(2016年)

スイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道との姉妹鉄道提携25周
年を
記念し、6000系6501編成に同鉄道をイメージしたラッ
ピングが施された。マッターホルン号は同編成で3代目となる。ま
た前面には水戸岡鋭治氏デザインによる25周年記念ロゴマークが
掲示されている。2016年9月に営業運転を開始した。
■1000形・1200形(1993年)

3100形・5700形の老朽化に伴い登場した車両。当時廃車が
進んでいた京王5000系を譲受し導入、また台車のみは営団(現
東京メトロ)3000系の廃車発生品を使用している。塗装は青地
に富士山のシルエットをあしらった新塗装を採用した(登場時。現
在は編成毎に塗装が異なります)座席の形状によって形式が異なり
ロングシート車が1000形、ボックスシート車が1200形とな
る。なお画像は2009年に富士急行開業80周年を記念して登場
したリバイバル塗装編成。1950年代に採用された塗装である。
■1200形「富士登山電車」(2009年)

1200形1205編成を観光列車として改装した車両で「富士登
山電車」の愛称を持つ。JR九州の特急列車等のデザインを手がけ
た水戸岡鋭治氏がデザインを担当、室内は木材が多用される。塗色
は富士山麓電気鉄道モ1形と同じ「さび朱色」が施される。座席定
員制の快速列車として運行される(金曜日と点検日は運休)
■1200形「マッターホルン号」(2006年)

スイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道との姉妹鉄道提携15周
年を記念して1205編成(当初。現在は1201編成)が同鉄道
の塗色を模した塗装を施して登場した。運用は限定されておらず他
の車両と共通運用にて運転される。なお1205編成が2009年
に「富士登山電車」へと改造されたため、現在は1201編成が2
代目として活躍する。
■1000形「京王5000系」塗装(2012年)

譲受元の京王5000系が2013年で登場50周年を迎えるのに
伴い、譲受元の京王、譲受先の富士急・一畑の3社合同イベントの
一環として、1001編成が京王時代の塗装に戻された。また本来
の車号とは別に、京王時代の車号を再現のうえ貼付した。2012
年10月28日にお披露目された。
■5000系(1975年)

現存する唯一の自社発注車両。車両不足に伴う補充用として製造さ
れた。そのため1編成のみの存在である。当時の地方鉄道では珍し
く車体長20m・車体幅2950mmの大型車体となり、さらに富
士急で初めて冷房装置を搭載した。意欲的な設計が評価され、鉄道
友の会「ローレル賞」を受賞している。現在は富士急ハイランド内
のテーマ施設・トーマスランドをPRするため「トーマスランド号」
として専用塗装で活躍する。

■2000形(2002年〜2016年)

観光特急用として登場した富士急行の看板車両。JR東日本の展望
室付団体専用車両「パノラマエクスプレスアルプス」を譲受し導入
した。種車は6両編成であったが、分割のうえ3両編成2本とした
ため展望車は編成の片側のみとなり、もう片側は何の変哲も無い前
面形状であった(
矢印を画像に近づけると他方の前面形状に)車体
には富士山をモチーフとしたユニークなキャラクターが描かれ全て
に名前と性格が設定された。老朽化のため2016年2月をもって
引退した。
■1000形・1200形(1994年〜)

数を減らしながらも未だ主力として活躍する1000形は、登場時
は富士山のシルエットを表現したブルーとホワイトの塗色であった。
当初は全編成がこの塗色であったが、特別塗装への変更や廃車によ
って数を減らし、最後まで登場時塗色で残っていた1206編成が
廃車となり、登場時塗色は2018年6月をもって消滅した。
■1200形「ヱヴァンゲリヲン」塗装(2011年〜2012年)

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の公開を記念して1207
編成にエヴァ初号機および弐号機のラッピングを施した車両が登場
した。画像手前が弐号機、奥側が初号機。2012年11月より翌
年1月まで運行した。なお1207編成はキャンペーン終了後、そ
のまま引退している。
■モ1形(1929年〜1994年)

富士急行の前身である富士山麓電気鉄道の開業に合わせて製造され
た車両。当初は15m級小型車両であったが1952年より17m
級中型車両へと改造された。また一部車両は荷物車へと改造される
などしたが、最後まで残っていた事業車両が1994年に廃車され
全車引退した。現在は1号車が、創業60周年の記念事業として復
元のうえ河口湖駅前に静態保存されている。