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■1300系(2008年)
駿豆線用車両。1100系の老朽化に伴い西武101系を譲受のう
え導入した。塗装は従来車を踏襲するもののやや簡略化され白地が
目立つ。電光表示器やスタンションポール設置など若干の改造はさ
れたものの、殆どは種車のままである。当初は1100系全3編成
を置換える予定であったが、2編成が導入されたに留まっている。
現在、1301編成は西武時代の塗装となり「イエローパラダイス
トレイン」として活躍する。
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■7000系(1991年)
駿豆線用車両。老朽化した1000系の代替および冷房車比率向上
またJR東海への直通運転計画にともない製造された。そのため側
面はJR東海311系に酷似する。また快速運転時に座席指定車両
とするため中間車は2扉となる。しかしJRへの直通運転は頓挫し
増備は2編成で終了となった(以後増備は3000系となる)なお
画像の第2編成は現在、地元を舞台にしたアニメ「ラブライブ!」
のラッピング車両となる。
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■3000系(1979年)
駿豆線用車両。西武や国鉄からの旧型車両の置換えおよび車体大型
化・冷房化を目的として導入された。同社初のカルダン駆動方式や
冷房装置を採用した車両である。前面形状は正面窓周辺が窪んだ独
特のデザインで、塗色も伊豆の空と富士山の白雪をイメージした塗
装とされた。以後の伊豆箱根鉄道の標準塗色となり、特にブルーは
後に親会社の西武鉄道でも採用された。観光と通勤の両方の顔を持
つ駿豆線において、双方に対応できるよう、室内の座席はボックス
シートを採用。ステンレス車を含めて6編成が在籍する。
※ステンレス車は後述。
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■3000系ステンレス車(1987年)
駿豆線用車両である3000系は、第5編成から鋼体にステンレス
を採用。また前面のデザインは大雄山線5000系に近い形状とな
り、側面の窓割等にも変更が加えられている。さらに第6編成では
7000系との共通化が図られ、行先表示のLED化や、前面下部
には排障板が設置された。
※矢印を画像に近づけると第6編成の写真に。
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■5000系(1984年)
大雄山線用車両。駿豆線3000系をベースに製造された。大雄山
線には緑町〜井細田間に急カーブがあり駿豆線規格の車両の導入が
不可能なため18m級中型車両となる。また行先が小田原と大雄山
しかないため、行先表示は方向幕ではなくバイナリーヘッドマーク
という行先を背後から照らす方式とした。第1編成である5501
編成は普通鋼で製造され、登場時は駿豆線3000系と同様の塗装
が施されたが、2016年に開業90周年を記念し往年の「赤電」
塗装が復活した。
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■5000系ステンレス車(1986年)
大雄山線用車両である5000系は、5502編成より車体がステ
ンレス鋼へと変更され無塗装化が実現。また補助電源装置も静止形
インバータとされた。5505編成は座席がクロスシートとされた。
また5506編成より行先表示のLED化と排障器(スカート)が
設置されている。
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■5000系「イエロー・シャイニング・トレイン」(2019年)
5504編成は2019年4月より、車体カラーを従来のブルーか
らイエローに変更した。これは工事用車両であるコデ165形の塗
装を黄色からブドウ色に変更した事で、黄色の電車が在籍しなくな
ったため「皆様の生活に幸せ・温かみ・輝きを与えられるように」
と願いを込め、当編成のイエローへの変更が行われた。
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■5000系「ミント・スペクタクル・トレイン」(2019年)
5505編成は2019年9月より、車体カラーをミントグリーン
に変更した。大雄山線が2020年で開業95年を迎えることから
「新たな挑戦を続ける事とより色鮮やかさを感じていただけるよう
に」との思いから、この塗装を選択した。
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■1100系(1989年〜2012年)
駿豆線用車両。駿豆線車両の冷房化率を向上すべく、親会社である
西武鉄道より701系を譲り受け導入した。塗装以外は西武時代の
ままで、室内もロングシートのままである。故に通勤時間帯に集中
的に使用され、観光客の多い昼の時間帯には、あまりお目にかかれ
ない車両であった。老朽化のため2012年6月をもって引退。引
退1年前より各種引退イベントが行われた。
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