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■E8系(2024年)
山形新幹線用車両。東北新幹線区間での300キロ運転による速達
化や、サービス向上を目的として登場した。奥山清行氏によるデザ
インは「豊かな風土と心を編む列車」をコンセプトとし、車内は通
路を最上川の流れに見立て山形の風土を表現した。また全車に荷物
スペースを設け、客室内・デッキ・通路に防犯カメラを設置する。
2024年3月に営業運転を開始した。
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■E7系(2014年)
2015年に長野〜金沢間が延伸開業予定の北陸新幹線用車両とし
て登場した、最新鋭新幹線車両。西日本旅客鉄道との共同開発車。
スピード感と北陸の「和」の文化を表現すべく、外装には空色と銅
色のストライプを施した。また内装も気品の感じられるシックな雰
囲気となる。車内照明はLED照明を採用した。なお北陸新幹線の
最高速度が260キロであるため、E5系で採用された車体傾斜装
置や車体間ダンパーは、採用が見送られた。2014年3月に営業
運転を開始した。
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■E6系(2013年)
東北新幹線および秋田新幹線のさらなる高速化に伴い、開発された
秋田新幹線用車両。外観はホワイト地に茜色とシルバーを配し、ま
た先頭形状は13mにも及ぶ。先頭形状の拡大化に伴い編成定員が
減ってしまうため、従来の6両編成から7両編成へと伸ばされた。
2013年3月に「スーパーこまち」として投入され、E3系を置
き換えた。なお全車両の置き換えが完了した2014年3月より列
車名を「こまち」に戻している。
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■E5系(2011年)
東北新幹線の更なる高速運転に対応するため製造した東北新幹線用
車両。15mにも及ぶ先頭形状やメタリックグリーンを基調とした
塗装など従来の新幹線のイメージを覆した。またグリーン車を凌ぐ
豪華車両「グランクラス」を連結する。2011年3月に営業運転
を開始したものの、直後の東日本大震災の影響で一時は営業運転休
止に追い込まれた。しかし同4月に復活を遂げた。現在は最速列車
「はやぶさ」の他、速達列車を中心に活躍する。鉄道友の会「ブル
ーリボン賞」また「グッドデザイン賞」受賞車両。
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■E3系(1997年)
秋田新幹線開業に伴い製造された、新幹線・在来線直通対応車両。
400系をベースとしながらも車体形状や最高速度などに変更が見
られる。塗装は400系のシルバー基調から、ホワイトとシルバー
ピンク帯の軽快な塗装となる。後には山形新幹線用として1000
番台が、また400系の老朽化に伴う置換え用として2000番台
が登場した。なお、基本番台は2014年3月をもって秋田新幹線
「こまち」から撤退し、東北新幹線の増結車として活躍する。
※詳細は下段
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■E3系1000番台(1999年)
山形新幹線の新庄延伸に伴う増備として製造された車両。秋田新幹
線用編成は最高速度が275キロであるが、この編成は山形新幹線
の先代車両である400系に合わせた240キロとなっている。塗
装は400系と同等のイメージとしながらも、E2系の塗り分けに
沿ったシルバー・緑・ガンメタリックとなった。延伸に伴う増備の
ため、当初は3編成のみの存在であったが、2015年に0番台か
らの改造で2編成が追加。しかし初期の2編成が廃車となり、現在
は再び3編成となる。
※画像は旧塗装車。
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■E3系2000番台(2008年)
山形新幹線用の先代車両であった400系の老朽化に伴う置き換え
用として製造された車両。1000番台との相違点は、前照灯の形
状と、最高速度が275キロに上げられた点また車体の振動を抑え
るアクティブサスペンションが装備された。行先表示はフルカラー
LEDとなり、室内にはノートパソコン用の電源コンセントを備え
る。12編成が在籍。当初はシルバーメタリックにグリーンのスト
ライプであったが、現在は紫と白の新塗装が施される。
※矢印を画像にかざすと旧塗装車の画像へ。
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■E2系(J編成・1997年)
東北新幹線「やまびこ」用に投入された車両。最高速度は275キ
ロ。秋田新幹線「こまち」を併結するため盛岡寄り先頭車には自動
連結器を備える。なお東北新幹線の八戸延長に伴い「はやて」にも
使用されたが、現在は東北新幹線(東京〜盛岡間)と上越新幹線で
活躍する。なお車体帯は、当初はN編成と同様であったが、長野新
幹線との誤乗を防ぐため10両編成化の際に「つつじピンク」とさ
れた。
※N編成は「懐かしの車両」を参照。
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■E4系(1997年〜2021年)
東北新幹線の乗客増加に対応するためオール2階建て新幹線である
E1系が製造されるも、より柔軟な輸送力に対応するため8両編成
とし他車種との連結機能を持たせたのがこの車両。空力抵抗を考慮
した前面形状は車体の大きさに反して、愛嬌のある顔をしている。
E4系同士連結の16両編成の定員数は、高速列車では世界最大級
の1634人である。当初は東北新幹線「やまびこ」等に使用され
たが、東北新幹線の速達化により、最高速度の低いE4系は東北新
幹線から2012年9月をもって撤退。後年は上越新幹線で活躍し
たが2021年10月をもって引退した。
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■E2系(N編成・1997年〜2017年)
200系の置換えと、長野新幹線開業に伴い製造された車両。軽井
沢以西の交流60Hz区間に対応している。乗り心地の向上のため
高速車両では世界初のフルアクティブ・サスペンションを搭載して
いる。登場当初は上越新幹線にも使用されたが、後に長野新幹線専
用となった。北陸新幹線開業後はE7系と置き換えられ、2017
年をもって引退した。なおストライプがピンクとなるJ編成は現在
も活躍中。
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■E1系(1994年〜2012年)
大量輸送に重点を置いた、新幹線初のオール2階建車両。通常床下
に設置される動力装置は車体妻面に設置。しかし設置面積が少なく
電動車の比率は下がるため、性能維持のためにJR東日本の新幹線
では初のVVVF制御となっている。登場当初は淡いグリーン塗色
だったが、他の新幹線とイメージを統一するべく、白と青の塗色に
朱鷺色の帯に変更されている。後年は上越新幹線でのみ活躍したが
老朽化により2012年をもって引退した。
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■200系(1982年〜2013年)
東北・上越新幹線の開業当時から活躍。豪雪地帯を走行する新幹線
のため耐雪性を高めた仕様となる。また、窓周りの塗装は、東海道
新幹線のブルーに対し、田園地帯や杜の都をイメージした緑。新幹
線車両では初めて鋼体をアルミで製造、軽量化を実現。鉄道友の会
「ローレル賞」受賞車両である。晩年はE2系に準じた塗装で活躍
した。長きに渡り「北国の新幹線」として活躍したが、老朽化に伴
い2013年をもって引退した。
※矢印を画像にかざすと旧塗装の画像に |