にょほほ電鉄−車両−鹿島臨海鉄道
鹿島臨海鉄道は、茨城県の水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅へ
と至る大洗鹿島線と、貨物線である鹿島臨港線からなる鉄道。元々
は貨物専業であったが、国鉄による開業が困難であった現在の大洗
鹿島線を引き受け旅客営業を開始した。当初は特急運転を行う計画
があったため、ほぼ踏切の無い高規格路線となる。
駅名標 鹿島臨海鉄道
駅名標は、国鉄風のシンプルなタイプを使用する。さらに天吊りタ
イプはローマ字も省略されている簡素なものとなる。
※矢印を画像にかざすと手書き時代の駅名標へ。
和文書体:自駅・ゴナ 前駅および次駅・ナール
欧文書体:自駅・Helvetica 前駅および次駅・ナール

■8000形(2016年)

6000形の老朽化に伴い登場した大洗鹿島線の最新鋭車両。スム
ーズな乗降を実現するため、従来の2扉構造を改め、関東鉄道キハ
5000形と同様の車体構造の3扉車となった。座席もロングシー
トとなる。対してトイレの設置は見送られた。塗装は、砂浜と大地
を表すベージュ、鹿島灘の海と空を表すブルー、地域に支えられ発
展する大洗鹿島線を表すレッドとなる。2016年3月に営業運転
を開始した。
■6000形(1985年)

開業時より活躍する車両。両運転台を持つ2扉車で、塗装はレッド
と、鹿島灘の白波をイメージした白帯、窓周りはチャコールグレー
となるが、退色の関係で一部にグレーを省略した車両も存在する。
性能は、同時期に登場の国鉄キハ37形と同等。車内はトイレと簡
易クロスシートを装備する。近年は老朽化に伴い、一部車両が廃車
となっている。

■7000形(1992年〜2015年)

東海村への原発建設の見返りで交付された補助金を財源として製造
された車両。そのため車両の保有は茨城県となる。座席はリクライ
ニングシートで床は絨毯敷き、さらにカラオケ設備まで備えたハイ
グレード車両。当初は快速「マリンライナーはまなす」として活躍
したが、快速が廃止されて以降は定期運用がなくなり、多客時の臨
時列車として思い出したように動き出す程度であった。2010年
に検査切れとなり神栖駅で留置されていたが、2015年に正式に
廃車となった。現在は筑西市内のヒロサワシティで静態保存される。