にょほほ電鉄−車両−東京モノレール
東京モノレールは、浜松町から羽田空港へと結ぶモノレール。モノ
レールでは大阪高速鉄道に次いで、国内2位の路線長を誇る。また
日本初の空港連絡鉄道。開業当初は並行する高速道路に押され経営
は苦しかったが、沿線開発による途中駅の開設や、高速道路の渋滞
により乗客は増加した。当初は日立製作所のグループ会社であった
が、現在はJR東日本の傘下となる。路線は運河の上や空港近隣を
走り、景色の非常に良い路線である。
駅名標 東京モノレール

駅名標は、以前は白地にブルーという「空」をイメージした爽やか
なデザインであったが、2020年より、各駅の特徴を盛り込みな
がら全駅の駅名標をひとつのストーリーでつないだデザインへ変更
された。羽田空港方面は、親子二人で空港に到着した家族を迎えに
行くストーリー、浜松町方面は親子三人で自宅へ戻るストーリーと
なる。

使用書体:A1ゴシック
欧文書体:Avenir

■10000形(2014年)

開業50周年と1000形の老朽化に伴って登場した最新鋭車両。
「スマートモノレール」をコンセプトとしたこの車両は2000形
をベースとしながらも、車体は軽量化と強度向上を両立、外観はア
ルミ地にブルーとグリーンの塗装となる。車内には荷物置場や大型
液晶による案内表示、また公衆無線LANも備える。前照灯はLE
Dを、冷房装置には新冷媒を採用するなど環境負荷の軽減も図って
いる。2014年7月に営業運転を開始した。
■2000形(1997年)

700形・800形の老朽化や、羽田空港新ターミナル乗入れに伴
う増備に伴い登場した車両。制御装置は同社初のVVVFインバー
タ制御を採用、省エネルギー化を図ると共に、電動車の削減により
軽量化も実現。最高速度は90キロへ向上した(1000形は80
キロ)混雑時の乗降時間短縮のため乗降扉は両開き扉とされ、また
扉間の座席がロングシートへ変更された。4編成が在籍。「グッド
デザイン賞」受賞車両である。なお2015年よりリニューアル工
事が施工され、併せてホワイト基調の新塗装とされた。
※矢印を画像にかざすと旧塗装車の画像へ。
■1000形(1989年)

500形・600形の老朽化に伴い登場した車両。従来の車両は2
〜3両編成を連結して6両編成としていたが、この車両より6両固
定編成となり編成美が向上。前面形状はスピード感溢れる流線型。
現在もなお主力車として活躍中。登場時の塗装はアイボリーに赤帯
であったが、白地にブルーとオレンジの塗色を経て、現在はホワイ
ト基調の新塗装へ移行中(
登場時塗装の詳細は下記参照)「グッド
デザイン賞」受賞車両。10000形の登場により廃車が進む
※矢印を画像にかざすと旧塗装車の画像へ。
■1000形ヒストリートレイン 〜登場時塗装〜(2013年)

1000形は、登場当時は左記のようなアイボリーに赤帯の塗色で
あった。2000年からは、2000形の雰囲気とした、白地にブ
ルー・オレンジの新塗装が施された。順次塗り替えられ、旧塗装は
2004年に、一旦は消滅した。2013年、翌年の開業50周年
の記念行事の一環として、1085編成に登場当時の塗装が施され
登場時の姿が復活した。
■1000形ヒストリートレイン 〜500形塗装〜(2014年)

東京モノレール開業50周年を記念して1000形1049編成が
昭和後期に活躍した500形の、赤ベースにホワイトの塗装が施さ
れ登場した。
500形は1969年に登場した車両で、従来は1両
あたり10mの小型車両であったものを、15mへと大型化し輸送
力増大に寄与した。非冷房であった事が災いし、1000形へと置
き換えられ1991年に引退した。

■1000形特別塗装車 〜開業時塗装〜(2003年〜2014年)

1000形のうち1019編成は2003年に、東京モノレール開
業39周年を記念して、開業時のアイボリー地にブルー濃淡の爽や
かな塗装で登場した。
この塗装は、1964年の開業と共に登場し
た100形に施された。後に、輸送力増強のため、大型車両である
500形が導入されたが、500形では赤ベースの塗装が採用され
また従来車も赤ベースの塗装へと変更されたため、この爽やかな塗
装は数年で消滅した。
なお1019編成は老朽化のため2014年
12月をもって廃車となった。