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■70000形(2018年) 7000形の置換え、また複々線化の完成による新時代の小田急の シンボルとして登場した車両で、GSEの愛称を持つ。「G」とは Gracefulの略で「箱根につづく時間を優雅に走る」をコン セプトとする。ローズバーミリオンが印象的な車体は、将来のホー ムドア設置を考慮し、従来の連接構造をやめ一般的なボギー台車構 造となった。2018年3月に営業運転を開始した。 |
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■60000形(2008年) 地下鉄千代田線直通用として登場した車両。MSEの愛称を持つ。 「M」とはマルチの意で、日本初の地下鉄直通特急としてマルチに 活躍する様を表す。車体は地下でも映える色として、フェルメール ブルーの塗装が施される。地下鉄北千住発着のホームライナーの他 休日には「メトロはこね」として、箱根湯本まで乗り入れる。また 2012年からはJR御殿場線直通特急にも使用される。鉄道友の 会「ブルーリボン賞」受賞、また「グッドデザイン賞」受賞車両。 |
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■30000形(1996年) 2代目ロマンスカー3100形(NSE)の老朽化に伴い登場した 車両。EXEの愛称を持つ。通勤輸送にも対応すべく定員増を図る ため、通勤車両と同様の20m級大型車となるが、伝統の展望席の 採用は見送られた。そのため観光客からの評判は良くなく、これが 影響してか、歴代のロマンスカー全てが受賞してきた、鉄道友の会 「ブルーリボン賞」も、この車両のみ受賞していない。ただし4両 +6両という分割併合ができるため、フレキシブルな運用が可能で 運用上は重宝される。「グッドデザイン賞」受賞車両。 |
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■5000形(2代目・2020年) 小田急の最新鋭車両。8000形の老朽化に伴い登場した。「より 広く、より快適に」をキーワードに、車両構造は2000形以来の 拡幅車体を採用、前面形状は流線型としてスピード感を演出した。 車内には防犯カメラを設置、また車椅子スペースを各車両に設けて いる。2020年3月に営業運転を開始した。 |
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■4000形(2代目・2007年) 1000形に代わる、新たな地下鉄千代田線直通用車両として登場 した車両。JR東日本E233系の設計思想を採用し、側面形状は E233系と同様のものとなっている。前面形状は、貫通扉を左側 に寄せた、小田急初の非対称形状。ストライプは、小田急伝統のブ ルーとしながらも、ルリマツリ花弁の色を表現した「インペリアル ブルー」という新色となった。 |
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■3000形(2代目・2003年) モーター抵抗のみで列車を停止させる純電気停止ブレーキを初めて 装備した車両で、スムーズな停車を実現した。車体形状は、従来の 小田急車両のような丸みを帯びた形状を採用せずに、簡素な直線的 デザインとなってしまったのが惜しい。当初登場の1次車は1.6 m幅のワイドドアを採用し、側面窓の形状も独特であったが、2次 車以降は標準幅(1.3m)の乗降扉となり、側面窓もJR東日本 のE231系に近い形状となった。 |
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■2000形(1995年) 2600形の老朽化に伴う置換えと、ラッシュ時の乗降時間短縮を 目的に登場した車両。乗降扉幅は1.6mに拡大したワイドドアと なる。一応1000形をベースとしているため、改造工事を施せば 地下鉄千代田線への乗入れは可能であるが、4000形が登場した 現在では、実現性は無いものと思われる。全列車が8両編成で各駅 停車や区間準急に使用され、速達列車に使用される事は殆どない。 「グッドデザイン賞」受賞車両。 |
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■1000形(1988年) 9000形に代わる、地下鉄千代田線直通用車両として製造された 車両。鋼体には小田急初のステンレスを採用、登場時はアイボリー 色の車両群の中で異彩を放った。また小田急初のVVVFインバー タ制御車両となる。なお異端車として、乗降扉の幅を2mに広げた ワイドドア車や(詳細は後述)箱根登山鉄道直通用として車体色を 箱根登山車と同様の赤色とした編成も存在する。 |
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■1000形ワイドドア車(1990年) 小田急初のステンレス車両である1000形は、1990年にラッ シュ時の乗降時間短縮のため、乗降扉の幅を2mとした編成が登場 した。また実験的施策として、車内案内装置や跳上げ座席、また側 面窓の自動開閉装置の設置等が行われている。しかし肝心のワイド ドアは効果が殆ど得られず、後に乗降扉の開口幅は2000形と同 様の1.6mへ縮小された。 ※矢印を画像にかざすとワイドドアの画像へ。 |
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■8000形(1982年) 18m級中型車体を持つ旧型車両の淘汰を目的として投入された車 両。9000形に続いて新デザインの前面形状となり、前面ガラス を黒縁でまとめ、あたかも一枚窓としたデザインは秀逸。このデザ インは後に各鉄道会社でも採用されている。近年は更新工事が行わ れ、行先方向幕のLED化や、一部編成では制御装置のVVVFイ ンバータ化も行われている。 |
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■50000形(2005年〜2023年) 箱根輸送の強化と10000形置換えのため登場した車両。VSE の愛称を持つ。「V」とはヴォールト(ドーム型天井の意)の略。 ドーム型の高い天井や落ち着いた配色の室内で居住性は高い。鉄道 友の会「ブルーリボン賞」、また「グッドデザイン賞」受賞車両。 人気車両でありながら、導入が進むホームドアに対応できないため 2023年12月をもって引退した。 |
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■20000形(1992年〜2012年) JR御殿場線直通急行(当時)である「あさぎり」の特急格上げと 共に登場した車両で、RSEの愛称を持つ。「R」とはリゾートの 意。小田急初の二階建て車両を連結、塗装もブルーとピンクのパス テル調となる。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車。「あさぎり」 の運用縮小や老朽化に伴い、2012年をもって引退した。現在は 1編成が3両編成に改造のうえ、富士山麓電気鉄道で活躍する。 ※矢印を画像にかざすと富士山麓電気鉄道8000系の画像へ。 |
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■10000形(1987年〜2012年) 小田急の創立60周年を記念して製造された車両。HiSEの愛称 を持つ。「Hi」とはハイクオリティや、より良い展望を提供する 高床構造・ハイデッカーを表す。鉄道友の会「ブルーリボン賞」受 賞車両。一時期は小田急の看板車両として活躍したが、高床構造が バリアフリーに抵触する事や老朽化に伴い、2012年をもって引 退した。なお、一部車両は4両編成に改造のうえ、長野電鉄で活躍 する。 ※矢印を画像にかざすと長野電鉄1000系の画像へ。 |
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■7000形(1980年〜2018年) 小田急初の、展望室付きロマンスカーである3100形に続き製造 された車両でLSEの愛称を持つ。「L」とはラグジュアリ(豪華 な)の意。室内はリクライニングシートが初採用された。1996 年にリニューアルが行われた際、10000形に準じたワインレッ ド系の塗色となったが、後に元の塗装に戻されている。鉄道友の会 「ブルーリボン賞」受賞車。老朽化のため2018年10月をもっ て引退した。 ※矢印を画像にかざすとワインレッド塗装の画像へ。 |
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■3000形(初代・1957年〜1992年) 新宿と小田原を60分で結ぶべく登場した車両。台車が連結器を兼 ねた連接構造や軽量車体など、新機軸を搭載し、速度試験において は国鉄線上で実施するという異例の事態となり、この際に当時の狭 軌では世界最速の143キロを樹立、この結果に触発された国鉄が 新幹線開発に乗り出したという逸話がある。この偉業を称えるべく 鉄道友の会によって「ブルーリボン賞」が創設され、第1回受賞車 両となった。老朽化のため1992年をもって引退した。 |
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■9000形(1972年〜2006年) 地下鉄千代田線との相互直通用に製造された車両。前面形状は乗入 れ先の営団(現・東京メトロ)6000系の奇抜なデザインに対抗 すべく、前面窓ガラスを上部まで引伸ばした斬新なデザインを採用 し、従来の小田急のイメージを大きく変えた。また側面窓は小田急 初の一段下降窓を採用。制御装置も界磁チョッパ制御となり省エネ 仕様とした。様々な新機軸が評価され、鉄道友の会より「ローレル 賞」を受賞した。1990年には地下鉄直通の運用を1000形に 譲るも引き続き小田急の人気車両として活躍したが、老朽化のため 2006年をもって引退した。 |
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■5000形(初代・1969年〜2012年) 急行列車の長編成化と旧型車の淘汰を目的として投入された車両。 前面デザインは従来の通勤車と同様の形状、いわゆる「小田急顔」 を採用した最後の車両である。ただ塗色は従来のダークブルーとイ エローから、アイボリー地にブルーのストライプという爽やかな塗 色が採用された。当初登場した4両編成は、側面窓が二段上昇式で あるが、後に登場した6両編成は、9000形で採用され好評であ った一段下降式に変更され、外観がスッキリした。新4000形の 投入により廃車が進み、2012年をもって引退した。 |
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■4000形(初代・1966年〜2005年) 小田急初の20m級大型車として2600形が製造されたが、当時 は依然、18m級中型車体の旧型車両も多かった。そこで輸送力増 強のため、2600形と同等の大型車体に、旧型車両の走行装置を 流用して登場した車両が4000形。しかし、さすがに旧式の走行 装置である「吊り掛け駆動」では高速運転に厳しく、走行装置は後 に新性能化された。老朽化のため2005年をもって引退した。 |
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■東海旅客鉄道・371系(1991年〜2014年) JR御殿場線への直通特急「あさぎり号」が小田急・JR東海の共 通運用となるのに伴い、JR東海が製造した車両。性能や車内設備 等、基本性能は小田急20000形と共通であるが、デザイン等は 独自性が見られた。「グッドデザイン賞」受賞車両。2012年の 「あさぎり」運転区間縮小に伴いJR東海は「あさぎり」運用から 撤退。その後は臨時列車として使用されたが2014年を持って引 退した。現在は3両編成に改造のうえ富士山麓電気鉄道で活躍する。 ※JR東海の車両ですが主に小田急直通特急として運用されたため この項にて紹介いたしました。 ※矢印を画像にかざすと富士山麓電気鉄道8500系の画像へ。 |
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