にょほほ電鉄−車両−横浜シーサイドライン
横浜シーサイドラインは、横浜市の新杉田駅から八景島や海の公園
を経由し金沢八景駅に至る案内軌条式鉄道。当時まだ案内軌条式鉄
道の規格が定まっていなかった中、運輸省(当時)規格第一号とし
て開業。以後この規格が日本全国に広まる。利用客は沿線工場への
通勤客の他、シーパラダイスへの観光客も多い。2013年10月
に「横浜新都市交通」から社名変更した。
駅名標 横浜シーサイドライン
駅名標は、過去には丸ゴシック体のソフトな印象の駅名標であった
が、2010年に駅サインシステムの更新が行われ、クールなデザ
インの駅名標となった。駅名には駅ナンバリングが表記される。

和文書体:新ゴ
欧文書体:Frutiger

■2000形(2011年)

開業当初から活躍する1000形の老朽化に伴い登場した車両。同
線初のステンレス製車両となる。また制御装置は、VVVFインバ
ータ制御となり、室内も液晶式案内表示機やクロスシートの採用な
ど初採用が多い。無人運転を行うため、運転席は開放され展望席と
なった。デザインは、海のきらめきや船の帆をイメージした幾何学
模様となる。
■2000形第46編成(2014年)

最終増備編成(当時)である第46編成は、黒・赤のラインを施し
たデザインとした。黒は夜空を、赤は朝焼けを表しており、全体で
「夜明け前の夜空にひときわ明るく輝く星」を表現。シーサイドラ
インが今後も輝く存在となるように、との願いを込めた。
■2000形第48編成(2019年)

金沢八景駅の延伸事業にあわせて追加増備された第48編成は「進
む、繋げる、シーサイドウェーブ」をコンセプトとし、海をイメー
ジした青色をベースに、明るい水色や温かみのある黄色を配色、車
両の直線的な形状に対し、曲線のカラーリングデザインをあわせる
事で親しみやすさを込めた。また全体のラインが前面と側面でつな
がるように配置。編成でひとつの輪に見えるようデザインされた。

■1000形(1989年〜2014年)

シーサイドライン開業に合わせて登場した車両。運輸省(当時)の
「新交通システムの標準化」の規格に基づいた第1号の車両である。
塗装はホワイト地にマリンブルー、オレンジ、イエローの爽やかな
塗色となる(ただし第17編成は緑色の塗色)長きに渡ってシーサ
イドラインの顔として活躍したが、老朽化により2014年5月を
もって引退した。
■1000形「横浜Fマリノス号」(2009年〜2012年)

1000形のうち第12編成は2009年に、シーサイドライン開
業20周年を記念し、地元プロサッカーチームである「横浜Fマリ
ノス」とのコラボレーション企画として、車体色をクラブカラーで
ある青・白・赤のトリコロールカラーに塗装された。車体前面には
エンブレムが掲げられ、車内では試合告知ポスター等が掲出された。
なお第12編成は2012年に老朽化のため引退している。