にょほほ電鉄 - 車両 - 泉北高速鉄道
泉北高速鉄道は、南海高野線の中百舌鳥から、泉北ニュータウンへ
と至る鉄道。また大阪府下で流通センターを運営する。車両は保守
を南海に委託していたため、当初は南海車と共通設計の車両を導入
していたが、最近はオリジナルデザインが目立つ。なお元々は大阪
府の第三セクターであり「大阪府都市開発」の社名であったが、路
線は当初より「泉北高速」の名が使用された。2014年、大阪府
の財政難により南海へと株式が売却され、南海の子会社となったが
2025年を目途に南海と合併、法人格の消滅が予定される。

■9300系(2023年)

泉北高速の最新鋭車両。南海8300系との共通設計車両であるが
前面のアイボリー塗装や、木目調の車内にオリジナルを見出してい
る。2023年度のグッドデザイン賞受賞車両。
■7020系(2007年)

3000系の置き換え目的として登場した車両。7000系と比較
して前面貫通路のプラグドア廃止など、設計変更によりコスト削減
が図られている。対して室内には、泉北初の液晶ディスプレイによ
る車内案内装置が設置された。
■7000系(1996年)

100系の置換えを目的として登場した車両。5000系に続いて
アルミ車体となるが、前面は自動幌を備えたプラグドア式貫通扉と
いう、通勤型ながら特急車両の様な設備を備えている。乗り入れ先
の南海の車体限界が拡大された事により、この車両は泉北高速初の
広幅車体として製造された。
■5000系(1990年)

泉北高速初の自社設計車両。アルミ製の車体にはアイボリー地にブ
ルーのストライプが入る全面塗装となった。また泉北初のVVVF
インバータ制御を搭載している。
■3000系(1975年)

路線延伸に伴う輸送力増強のために製造された車両。南海6200
系をベースとしているが、製造コスト低減のため、外板のみステン
レスとし骨組は鋼製とした、セミステンレス車両として製造された。
ただし後に製造された車両は骨組もステンレスとされている。今後
は7020系投入に伴い、初期車は廃車となる。一部車両は南海へ
と移籍された。
■3050系(1999年)

泉北高速の主力車両である3000系は、運用を柔軟にすべく6両
編成から4両編成へと改造され、捻出した中間車2両に先頭車化改
造を施し増結車両とした。この改造車は3050系とも呼ばれる。
前面形状は種車とは異なり、丸い前照灯と尾灯が並ぶ、南海も含め
他の車両では見られない形状となった。