にょほほ電鉄 - 車両 - 泉北高速鉄道
泉北高速鉄道は、南海高野線の中百舌鳥から、泉北ニュータウンへ
と至る鉄道。また大阪府下で流通センターを運営する。車両は保守
を南海に委託していたため、当初は南海車と共通設計の車両を導入
していたが、最近はオリジナルデザインが目立つ。なお元々は大阪
府の第三セクターであり「大阪府都市開発」の社名であったが、路
線は当初より「泉北高速」の名が使用された。2014年、大阪府
の財政難により南海へと株式が売却され、南海の子会社となった。
長らく愛称であった「泉北高速」が正式名称となった。

■7020系(2007年)

泉北高速の最新鋭車両。3000系の置き換え目的として登場した。
7000系をベースとしているが前面貫通路の幌座は、プラグドア
で格納された形状を廃し、剥き出しとなった。また室内は蛍光灯の
本数が削減されるなどコスト低減が図られているものの、それでも
他社の車両よりも膨大な製造コストとなっている、ちと不思議な車
両である。
■7000系(1996年)

100系の置換えを目的として登場した車両。5000系に続いて
アルミ車体となるが、前面は自動幌を備えたプラグドア式貫通扉と
いう、通勤型ながら特急車両の様な設備を備えている。乗り入れ先
の南海の車体限界が拡大された事により、この車両は泉北高速初の
広幅車体として製造された。
■5000系(1990年)

今まで南海との共通設計車両を投入していた泉北高速において初の
オリジナルデザイン車両。また、泉北高速初のVVVFインバータ
制御車両でもある。5505編成は松本零士氏が館長を務める府内
の児童館のキャラクターが描かれ「ハッピーベアル」号として親し
まれている。
■3000系(1975年)

路線延伸に伴う輸送力増強のために製造された車両。南海6200
系をベースとしているが、製造コスト低減のため、外板のみステン
レスとし骨組は鋼製とした、セミステンレス車両として製造された。
ただし後に製造された車両は骨組もステンレスとされている。今後
は7020系投入に伴い、初期車は廃車となる。一部車両は南海へ
と移籍された。
■3050系(1999年)

泉北高速の主力車両である3000系は、運用を柔軟にすべく6両
編成から4両編成へと改造され、捻出した中間車2両に先頭車化改
造を施し増結車両とした。この改造車は3050系とも呼ばれる。
前面形状は種車とは異なり、丸い前照灯と尾灯が並ぶ、南海も含め
他の車両では見られない形状となった。