にょほほ電鉄−車両−仙台市交通局
仙台市交通局は、仙台市内で高速鉄道(地下鉄)やバスを運営する
仙台市の交通事業部門である。以前は路面電車の運行も行っていた
が、地下鉄の開業に先立ち廃止となる。比較的最近の開業とあって
明るい雰囲気の地下鉄であるが、他の都市と同様に、財政的には苦
しい。
※車両紹介のは南北線、は東西線。
駅名標 仙台市交通局
駅名標は南北線と東西線とで細部に違いがあるものの、大まかなデ
ザインは共通化されている。画像は南北線の駅名標。下部のライン
はラインカラーではなく泉中央方面がブルー、富沢方面がレッドと
なる。

和文書体:ヒラギノUD角ゴ
欧文書体:ヒラギノUD角ゴ
対して東西線は下部のラインが太くなり、前駅と次駅はラインの中
に記載される。カラーは八木山動物公園方面がグリーン、新井方面
がオレンジとなる。

和文書体:ヒラギノUD角ゴ
欧文書体:ヒラギノUD角ゴ
 
旧駅名標は営団地下鉄のデザインも担当した、黎デザイン総合計画
研究所によるデザイン。ただし書体は和文と欧文とで全く異なる雰
囲気の書体となっていた。現存せず。

和文書体:ゴシック4550
欧文書体:Futura
 

注意喚起用ドアステッカーは近年流行りの、戸袋寄りにピクトグラ
ムふうの細長いステッカーが貼付される。また下段は子供向けの文
言となるが、仙台市交通局キャラクターである「イクスカすずめ」
が描かれている。なおイクスカすずめは稀に、よそ見をしているイ
ラストがあるとの事。
※矢印を画像にかざすとイクスカすずめの画像へ。
 

3000系(2024年)

南北線車両。開業時から活躍する1000系の老朽化に伴い登場し
た。車体デザインは3案の中から交通局サイトや沿線小学6年生ら
によって投票で決められた。外観はアルミ無塗装となりグリーンの
ストライプは上部に配置される。内装は、定禅寺通のケヤキ並木を
イメージした座席など、杜の都を意識した配色となる。2024年
グッドデザイン賞受賞車両。今後6年かけて1000系を置換える。
1000系(1986年)

南北線車両。開業時から活躍する。車体は20m車体であるが先頭
車のみ22mとなる。これは各車両の定員数を同一にするため。乗
降扉のガラス窓は楕円形となり、このガラス窓は東西線にも受け継
がれた。制御方式は電機子チョッパ制御を採用し、日本の鉄道車両
では初めてファジィ制御による自動制御方式が採用された。鉄道友
の会「ローレル賞」受賞車。なお3000系登場に伴い、今後は数
を減らしていく模様。
2000系(2015年)

東西線用車両。都営大江戸線などと同様の鉄輪式リニアモーター式
車両となる。前面にはアクセントとして、伊達政宗の兜の前立てを
イメージした三日月のラインを配置している。リニア式車両である
ため断面積は南北線1000系と比べ3割の縮小となるが、車内は
固定窓や網棚の削減により2割程度の縮小に抑え快適性を確保した。
2015年12月に、路線の開業とともに営業運転を開始した。