にょほほ電鉄−車両−湘南モノレール
湘南モノレールは鎌倉市大船から湘南江の島へと至る、懸垂式
モノレール。元々は懸垂式モノレールの導入拡販のために三菱
系企業と京浜急行と合弁で設立された経緯があり、京急バス専
用道路(後に公道化)上に路線が建設された。鎌倉の山あいを
走る路線でアップダウンが激しく、懸垂式モノレールながら地
平部分やトンネルも存在する。
駅名標 湘南モノレール
駅名標は、以前は駅ごとに統一されていなかったが、最近にな
ってデザイン化された駅名標が登場した。大船側に観音様、江
の島側にヨットのイラストをあしらい下部のグラデーションも
大船側が山をイメージした緑、江の島側が海をイメージした青
となる。なお一部の駅では駅周辺の景色を全面に表した特別駅
名標となる。
※湘南江の島駅は特別駅名標となり現存せず。

和文書体:新ゴ
欧文書体:Helvetica

注意喚起用ドアステッカーは、手の絵柄が配された丸型タイプ
であるが、人差し指が上を向いている、珍しい絵柄となる。



■5000系(2004年)

湘南モノレールの主力車両。湘南モノレール初のVVVF制御車両である。400形・500形を置き換えるために登場した。乗降扉は両開きとなり、自動放送装置やバリアフリー対策としてドアチャイムも搭載された。第1編成は標準色である赤のストライプであるが、第2編成ではストライプを
ブルーに変更、以後第3編成はグリーン、第4編成はイエロー、第5編成はパープル、第6編成はブラック、第7編成はピンクのストライプとなり、それぞれ「湘南○○ライン」の愛称がつく。
※第5、第7編成は現在、特別装飾となるため後述。
■5000系「ピンクリボン号」(2016年)

5000系のうち最終増備車である5613編成は、乳がん啓発のシンボルであるピンクリボンをラッピングし「ピンクリボン号」として登場した。神奈川県で活動する啓発団体「ピンクリボンかながわ」の活動を応援するための取組で、同団体が用いるリボンのマークを車体側面にラッピングした。2016年に営業運転を開始した。
■5000系「OJICOトレイン」(2017年)

5000系のうち5609編成はデザインTシャツ「OJICO」を販売する有限会社チャンネルアッシュの広告ラッピングが施された。側面には湘南モノレール沿線の風景や観光名所などがデザインされている。当初は1年間の運行予定であったが、2023年現在でも運行が続いている。

■500形(1988年〜2016年)

湘南モノレールで初めて冷房装置を搭載した車両。千葉都市モノレールで効果があった低騒音化技術を採用、また電気指令式ブレーキを採用し安全面も向上した。一時期は湘南モノレールを代表する車両であったが、老朽化のため2016年をもって引退した。