にょほほ電鉄 - 車両 - 豊橋鉄道
豊橋鉄道は、愛知県豊橋市を起点とする、軌道線の東田本線と鉄道
線の渥美線を所有する鉄道。東田本線は東海地区唯一の路面電車で
一部区間では、全国で唯一、国道1号線を通過する。また井原電停
付近では、半径11mという国内で最も急なカーブがある。対して
鉄道線である渥美線は、各駅停車のみの一般的なローカル線であり
車両も1車種のみとなる。
※画像は東田本線・井原電停。日本で最も急な半径11mのカーブ
が存在する。
駅名標 豊橋鉄道
駅名標は、東田本線は親会社である名鉄のコーポレートカラーの雰
囲気とするストライプが配されている。駅ナンバリングは自駅のみ
となる。

和文書体:RFナウG
欧文書体:RFナウG
対して渥美線は、T1000形のストライプと同様のブルーとグリ
ーンのグラデーションが配される。また自駅のうち平仮名だけは書
体が丸ゴシック体となる。

和文書体:平仮名・スーラ(新豊橋のみ不明)漢字・RFナウG
欧文書体:RFナウG

注意喚起用ドアステッカーは、ピクトグラム風のデザインとなるも
のの、かなり小さいサイズとなる。東田本線・渥美線共通。

■T1000形(2008年)

2005年に名古屋鉄道から譲受された部分低床車・モ800形が
好評であった事から「豊橋路面電車活性化事業計画」が策定され導
入された豊鉄の最新鋭車両。自社発注車としては83年ぶりの新型
車両である。ステップのない超低床車であり車椅子での乗車も可能
とした。車内は一部に木目調パネルやダウンライトを用い、リビン
グの様な雰囲気とした。「ほっトラム」の愛称を持つ。鉄道友の会
「ローレル賞」受賞車両。
■モ780形(2005年)

モ3100形の老朽化に伴い、名古屋鉄道・岐阜市内線の廃止で余
剰となったモ780形を譲受し導入した車両。豊鉄においても形式
はそのままとなっている。7両が在籍し、豊鉄の主力車両となる。
全車が当初より全面広告車となっているため標準塗装の設定がない。
■モ3500形(1992年)

豊鉄の車両近代化に伴い、東京都交通局・荒川線7000形のうち
冷房化工事が施されず廃車となった車両を譲受し、導入した車両。
豊鉄での運用にあたり、都電時代は既にバリアフリー化されていた
ため不要であった、ステップが設置され、また乗車扉や車輪の変更
などが施された。2000年にも追加投入され4両が在籍。当初は
当時の都電に準じた塗装であったが、現在は全車が全面広告車とな
っている。
■モ3200形(1976年)

名古屋鉄道・美濃町線で活躍したモ580形が、同線の車両近代化
によって余剰となったため、豊鉄が譲受した車両。東田本線の最古
参となる。3両が在籍するが、うち3203号は豊鉄標準色を保っ
ている。また3203号はイベント電車に借り出されることが多く
夏季の「納涼ビール電車」や冬季の「おでんしゃ」はこの車両によ
る運行となる。
■1800系(2000年)

新豊橋と三河田原を結ぶ鉄道線・渥美線用車両。1997年に渥美
線が1500Vへと昇圧した際、名鉄より7300系を譲受したが
思いのほか性能が低く新ダイヤに対応できなかったため急遽、東急
7200系を譲受し導入した。当初は9編成であったが、上田電鉄
より同型車を譲受し現在は10編成となる。車両毎に異なるカラー
リングとなるのが特徴。