にょほほ電鉄 - 車両 - 山万(ユーカリが丘線)
山万は、千葉県や神奈川県下で不動産事業を行う会社。千葉県
佐倉市にニュータウン「ユーカリが丘」の分譲を始めるが街内
の移動手段として1982年に案内軌条式鉄道「ユーカリが丘
線」を開業させた。異業種からの鉄道事業参入は当時は非常に
珍しく、申請に際し、最初は運輸省(当時)に門前払いされた
と言う。路線は全線単線でラケット状となり、反時計回りで運
転される。また駅名も「女子大」「中学校」「公園」など普通
名詞のままの簡素な駅名となる。
駅名標 山万(ユーカリが丘線)
駅名標は、支柱に直にペイントされたもの。漢字のみの表記で
英字などは一切書かれていない。また環状部の駅には横型の駅
名標も設置されるが、文字は手書きで、駅名標自体も手作り感
が漂う。なお井野駅にはプリンタ印刷の、露骨な手作り駅名標
が、地区センター駅には壁面に直に書かれたものも存在する。
※矢印を画像にかざすと女子大駅の駅名標へ。

書体:手書き?
ユーカリが丘駅の駅名標は、同じ意匠ながらも立派な駅名標が
掲示され「ユーカリが丘」の表記が街のロゴそのままとなる。


書体:(ユーカリが丘ロゴ)

注意喚起用ドアステッカーは、JR東日本高崎支社と同一のも
のを採用する。

■1000形(1982年)

開業時より活躍する車両。日本車輌などが開発した中央案内式の新交通システム「VONA」を採用する。後に開業した案内軌条式鉄道の殆どが側方案内式を採用したため、現存する中央案内式の案内軌条式鉄道は山万のみとなる。車両は斬新な形状となるが、冷房装置は搭載されていない。街名にちなんで「こあら号」の愛称を持つ。