にょほほ電鉄−車両−ゆりかもめ
ゆりかもめは、東京の臨海副都心のアクセスとして建設された
東京都心部初の案内軌条鉄道(新交通システム)である。本来
は臨海副都心にて開催予定であった「世界都市博覧会」の交通
手段となるはずであったが、都市博の中止により開業前は「無
用の長物」と揶揄された。しかしいざ開業すると新名所となっ
たお台場などを結ぶ路線として定着した。
駅名標 ゆりかもめ
駅名標は、ホームドアの鴨居部に駅名が記述されたもの。以前
は特徴的なフォントを使用していたが、2019年に2駅が改
称したのを機にデザインが変更され、シンプルながら見やすい
ものとなった。なお過去には自立型の駅名標も存在したが現在
は撤去されている。

和文書体:イワタUDゴシック
欧文書体:Universe(Condensed)

注意喚起用ドアステッカーは、近年導入の三菱重工製車両共通
のピクトグラムふうのデザイン。なお車外側は駆込み乗車禁止
の文言となる。
※矢印を画像にかざすと車外側のドアステッカーの画像へ

■7500系(2018年)

ゆりかもめの最新鋭車両。7200系の老朽化に伴い導入された。外観は7300系を基調としながらも「ブルー・ウィンド」のコンセプトに相応しいブルーのアクセントが追加された。また前照灯はLEDとなり、また自動運転の際はブルーのLEDが点灯する。2018年11月11日より営業運転を開始した。
■7300系(2014年)

7000系の老朽化に伴い登場した車両。従来ステンレス製だった車体はアルミ製に変更。前面は大半をガラスで覆った斬新なデザインとなる。乗降時間短縮のため、乗降扉は両開き扉を採用。また車内も車端部を除いてロングシート化された。「グッドデザイン賞」のベスト100に選定されている。

■7000系(1〜2次車・1995年〜2016年)

開業時に導入された車両。ステンレス製の車体は、日本の案内軌条鉄道では初めて乗降扉が2扉となる。ゆりかもめはATOによる無人運転が行われているため、最前列の座席は展望席であるが、早朝や深夜また乗務員訓練時には手動運転となるためこの部分は運転席となり格納された運転台が使用された。老朽化のため2016年をもって引退した。
■7000系(3次車・1998年〜2016年)

開業前「利用客は殆どいない」と予想されていた「ゆりかもめ」は、いざ開業すると多くの利用客に恵まれたが、定員数の許容を上回る事態となたっため、増備された3次車では一部のボックスシートを混雑緩和のためロングシートへ変更した。また乗降扉も従来のプラグ式ドアから通常の引戸に変更された。老朽化のため2016年をもって引退した。
■7200系(1999年〜2020年)

ゆりかもめ開業時に導入された7000系の制御方式を、より省エネ性能の高いVVVFインバータ制御へと変更した車両。また走行装置も21編成は従来通りの2軸ステアリング方式であったものを22編成からは4軸ボギー式へと簡略化されている。老朽化に伴い2020年をもって引退した。
■7200系(6次車・2005年〜2020年)

有明〜豊洲間の路線延伸に伴って増備された編成。仕様に大幅な変更はないが、窓周りに塗装されていたダークブルーがこの編成から省略され印象が変わった。また、座席配置も変更され、配色も青系となった。7500系の増備に伴い引退となった。